WEKO3
アイテム
教育制度改革論( 3 ) ─ UNESCO に共有善は設定できたのか ─
https://doi.org/10.34356/0002000162
https://doi.org/10.34356/00020001623b44649b-d145-47b1-8120-d67e476a72f8
名前 / ファイル | ライセンス | アクション |
---|---|---|
![]() |
|
Item type | 紀要論文 / Departmental Bulletin Paper(1) | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
公開日 | 2024-12-02 | |||||||
タイトル | ||||||||
タイトル | 教育制度改革論( 3 ) ─ UNESCO に共有善は設定できたのか ─ | |||||||
言語 | ja | |||||||
言語 | ||||||||
言語 | jpn | |||||||
キーワード | ||||||||
主題 | ユネスコ | |||||||
キーワード | ||||||||
主題 | UNESCO | |||||||
キーワード | ||||||||
主題 | reimagining | |||||||
キーワード | ||||||||
主題 | rethinking | |||||||
キーワード | ||||||||
主題 | 公共財 | |||||||
キーワード | ||||||||
主題 | public goods | |||||||
キーワード | ||||||||
主題 | 共通善 | |||||||
キーワード | ||||||||
主題 | common good | |||||||
キーワード | ||||||||
主題 | お金で買う | |||||||
キーワード | ||||||||
主題 | 市場の道徳限界 | |||||||
キーワード | ||||||||
主題 | 人間価値の崩壊 | |||||||
キーワード | ||||||||
主題 | 融解した経済学 | |||||||
資源タイプ | ||||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_6501 | |||||||
資源タイプ | departmental bulletin paper | |||||||
ID登録 | ||||||||
ID登録 | 10.34356/0002000162 | |||||||
ID登録タイプ | JaLC | |||||||
別タイトル | ||||||||
その他のタイトル | Educational System in Japan under Construction(s 3): The UNESCO was a Crashing Spot as Privatized Public Goods vs. Common Good | |||||||
著者 |
福田,誠治
× 福田,誠治
|
|||||||
著者別名 | ||||||||
姓名 | FUKUDA,Seiji | |||||||
抄録 | ||||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||||
内容記述 | 抄録 前稿『教育制度改革論( 2 )』では、公共財の民営化(privatization)に抵抗するため、UNESCO 内部で起きた改革運動を読み解きました。 まず、2015年の政策文書『教育を再考する―教育はグローバルな共有財になりうるか?』を作成して、「共有善(common good)」という概念を新しく提起し、国民や市民が共通に抱くべき「公衆の善き心」を根拠にして、かつての公共財(public goods)の代わりとなる、「共有財」と呼べる経済領域を設定しようとしました。 この姿勢は、OECD の「2030年の教育(Education 2030)」とも共鳴しています。World Bank も同調しました。ところが、このきわめて大きな動きは暗礁に乗り上げてしまいます。 そこでUNESCO のある勢力が、「公衆の善き心」を「社会契約」として国際機関であるUNESCO が定義してしまって、それを世界の教育を通じて普及させようとしました。これが、2021年のUNESCO 政策文書『われわれの未来を共に再想像する―教育のための新たな新社会契約』にあたります。しかし、これもまた行き詰まってしまいました。 資本主義も帝国主義的植民地支配も西欧民主主義、つまりリベラリズムの思想的系譜に属します。資本主義成立の都合で、リベラリズムは、主権国家に保護されて発展しました。しかし資本主義経済が国境を越える時代になると、政治・経済の原則はグローバリズムになり、リベラリズムはネオリベラリズムに転換されることになったわけです。それは、西欧民主主義の「成熟」だったのでしょうか。 「すべてが売り物になる社会」とAI の普及と重なりますと、能力が「不足」する人間はたとえ低賃金であっても不要になります。これは、資本の自己増殖の究極の姿です。 このような問題意識で、本稿では、前稿『教育制度改革論( 2 )』で論じたUNESCOという教育・文化の国際機関で激突した論争の原因と結末を確認する作業をしようと思います。 前稿では、「二つの解決法を、自分で納得できるように丁寧に読み取ってみたいと思います」と書きながらも、「財(goods)」と「善(good)」の概念を明確に定義できなかったために不十分な論考になってしまったことをお詫びいたします。さらに、common good を共通善ではなく共有善と訳した方が適切であると考え抜いて、ここに至りました。 結局、UNESCO はどうなったかは、本稿の第4 節にまとめました。 |
|||||||
出版者 | ||||||||
出版者 | 都留文科大学 | |||||||
bibliographic_information |
都留文科大学研究紀要 号 100, p. 215-261, 発行日 2024-10-20 |
|||||||
ISSN | ||||||||
収録物識別子タイプ | ISSN | |||||||
収録物識別子 | 0286-3774 | |||||||
NCID | ||||||||
収録物識別子タイプ | NCID | |||||||
収録物識別子 | AN00149431 | |||||||
著者版フラグ | ||||||||
出版タイプ | VoR | |||||||
出版タイプResource | http://purl.org/coar/version/c_970fb48d4fbd8a85 |