@article{oai:tsuru.repo.nii.ac.jp:00000889, author = {嶋本, 貴瑛 and 両角, 政彦}, issue = {27}, journal = {都留文科大学大学院紀要, 都留文科大学大学院紀要}, month = {Mar}, note = {抄録  本稿では、農産物・食品の認証制度の運用による地域ブランド化について、地理的表示保護制度の経過とGI 酒類「清酒」の地域的特徴を明確にした上で、GI「山梨」を事例に登録経緯と認定状況を把握し、酒造業者の組織的な事業展開を分析して、地域ブランド化のもつ多様な意味と可能性を明らかにした。今後の事業展開として、酒造業者による酒質の向上を基盤にしながら、事業者間のネットワーク化によって自社の個性と強みが損なわれないように、独自のブランド戦略もとることになる。地理的表示を経営発展の一つの手段に位置づけて、地域ブランド化の取り組みの積み重ねをストーリーとして社会的評価を高めながら、品質を消費者に訴求していくことが考えられる。現状の地理的表示では酒質の特性が統一的に明示されているが、さらに各酒造業者の立地する水系ごとと、原料や製法ごとに品質特性が異なる点を一般消費者にもわかるように伝える地域ブランド化を考慮できる。中小規模の産地と事業者であればこそ業者間で培ってきたネットワークが鍵になる。}, pages = {81--110}, title = {地理的表示保護制度の運用と地域ブランド化― GI「山梨」認定の酒造業者の取り組み}, year = {2023} }