@article{oai:tsuru.repo.nii.ac.jp:00000848, author = {小室, 龍之介}, issue = {96}, journal = {都留文科大学研究紀要, 都留文科大学研究紀要}, month = {Oct}, note = {抄録:本稿は、アングロ・インディアン作家ラドヤード・キプリングの代表的小説『キム』のパスティーシュとして知られ、チベットの人権活動家であり作家でもあるジャムヤン・ノルブの小説『シャーロック・ホームズの失われた冒険』が、キプリングやコナン・ドイルのテクストを重層的に、しかも巧みに取り込むことで、20世紀(とりわけ1950年)以降、中国共産党がチベットに対して政治的圧力を強くかけ続けることに向けられた批判的テクストであることを焦点化し議論することを目的とする。そのために、ノルブ、キプリング、ドイルの各テクストにおいて露呈される近現代における国家間の政治的関係や対立を、チベット近現代史に照らし合わせながら綿密に分析、検討していく。この手順を通して、ノルブやキプリング、およびドイルのテクストについてこれまで検討が加えられることのなかった側面を炙り出したい。}, pages = {27--41}, title = {ジャムヤン・ノルブ『シャーロック・ホームズの失われた冒険』におけるラドヤード・キプリング『キム』の影}, year = {2022} }