@article{oai:tsuru.repo.nii.ac.jp:00000829, author = {両角, 政彦}, issue = {95}, journal = {都留文科大学研究紀要, 都留文科大学研究紀要}, month = {Mar}, note = {輸入規制緩和措置後における卸売市場流通の地域的変動について、生産財である種苗類と消費財になる製品との生産流通の相互関係に着目し、ユリの球根輸入と切花流通を例に、需給変動、市場規模、市場間格差をもとに明らかにした。事例の中央卸売市場では、ユリ市場の成長期(ⅱ期:1990~1998年)から停滞期(ⅲ期:1999~2007年)にかけて、外国産球根を主に使用した切花に対する需要が、大規模市場で一層平準化へと向かい、特定の市場で高く維持された。市場を取り巻く地域ごとの需要の違いが、市場間の特徴的な差異を生み出したと考えられる。規制緩和はまず新品種の市場規模の拡大につながり、続いて新品種とは異なる国内品種にも影響を及ぼすようになった。国内産球根を主に使用した切花では、ⅱ期に卸売数量の少ない市場ほど減少幅が大きく、大規模市場では維持または増加する月がみられ、ⅲ期に市場によっては卸売単価の低位化や低位平準化が表れるなど、市場間で格差が広がった。生産財(球根)の輸入規制緩和にともなう消費財(切花)の流通の地域差の発生と市場間格差の実態が浮き彫りとなった。}, pages = {159--190}, title = {農産物輸入規制緩和措置後の卸売市場流通の地域的変動―ユリの球根輸入と切花流通に着目して―}, year = {2022} }