@article{oai:tsuru.repo.nii.ac.jp:00000797, author = {成田, 凌}, issue = {94}, journal = {都留文科大学研究紀要, 都留文科大学研究紀要}, month = {Oct}, note = {抄録  本稿の目的は、ニュータウン開発地となった八王子市鑓水の事例から、日本の都市化や 都市域の膨張過程における大都市周辺の農山村の変容過程を検討することである。その 際、インフォーマントの生活史と家族史を重ね合わせることで集落史を描く手法を用い、 鑓水(在住者)と他出家族員との関係性を考慮する他出子論的視角から、地域社会の変容 過程や持続可能性について考察を試みた。  分析の結果は以下のとおりである。ニュータウン開発によって鑓水の一部の農地や山林 は住宅地となり、かつての農山村としての景観は失われ、住民の暮らしや生活様式は都市 的になった。しかし、氏子組織や町内会を中心にムラ的な社会関係は持続しており、他出 家族員も多くが鑓水周辺に居住していることが明らかになった。また、そのようなムラ的 な活動や関係性が核となり、鑓水のムラ的な性格あるいは「鑓水的なもの」が次世代以降 につながる可能性もみられた。}, pages = {71--91}, title = {大都市近郊農山村の変容と持続 ― ニュータウン開発地・八王子市鑓水の事例から ―}, year = {2021} }