@article{oai:tsuru.repo.nii.ac.jp:00000794, author = {新井, 仁}, issue = {94}, journal = {都留文科大学研究紀要, 都留文科大学研究紀要}, month = {Oct}, note = {要 約  本研究の目的は、統計的探究プロセスにおける数学との往来に関与する批判的思考の様 相を明らかにすることである。この目的に対して、Wild-Pfannkuch(1999)が示した統 計的探究において絶えず使用されるとする一般的な思考過程(尋問サイクル)について、 大学生のデータ分析過程を整理することにより修正を図り、A:外部から得たデータ、B:外部から得た見解、C:他者の発想・判断、D:自分自身の発想・判断、E:所々で得た結果、の5つを対象とし、1 :正しいか、2 :理にかなっているか、3 :既知の事実と 一致しているか、4 :目的は何か、5 :先入観や思い込みになっていないか、6 :感情 的になっていないか、の6 つの基準で尋問する批判的思考を捉える枠組みを構築した。  今後の課題として、批判的思考が文脈に依存しない数学の学びに及ぼす効果を明らかに すること、批判的思考の数学科カリキュラムにおける位置付けを明確化すること、批判的 思考の質的な高まりの様相を明らかにすること、リアルデータを使った統計的探究により 数学の学びが深まることを実証し学習指導への示唆を得ることとした。}, pages = {19--35}, title = {統計的探究プロセスにおける批判的思考に関する研究 ― 新型コロナウイルスのデータ分析による枠組みの構築から ―}, year = {2021} }