@article{oai:tsuru.repo.nii.ac.jp:00000619, author = {森, 博俊}, issue = {18}, journal = {都留文科大学大学院紀要, 都留文科大学大学院紀要}, month = {Mar}, note = {軽度ないし境界領域の知的障碍をもつ青年は、どのような「障碍と生」ー障碍をもち つつ/障碍とともに生きることーを重ねてきたのだろうか。また、その経験はどのよう に「自己」の働きを照射し、現在の生存と発達に影響しているのだろうか。ここでは、 特別支援学校高等部を卒業した一人の当事者A の「障碍と生」の経験の語 ナラティブ りを検討する ことを通してこの問題に接近し、併せて、そのような子ども理解を踏まえた「いま」の 援助的・教育的実践の課題について述べた。  A の語りは、「現在」の自分、「過去」の自分、基調的な生活意識と異なる「別種の経験」 に分けて記述し、その上で次の4 つの側面から解釈した。①主題をなす「自由な生き方」「友 だち」「家族」について語るそれぞれの時間意識とその時間的基準のずれ、②基調的な生 活意識を支える認知的枠組みとその構成過程の特徴、③即自的身体の感覚が対自的意識 と相即して働く経験について、④別種の感情世界を余暇時間を中心に経験し「ストレス 発散」になっていることである。  これらの検討を踏まえ実践的課題について、仮説的に、基調的生活意識を受け止める ことと同時に、現象野に胎動する「自己」の働きを育てることの重要性などを指摘した。}, pages = {67--98}, title = {「障碍と生」の経験と「自己」の働き―特別支援学校卒業生の語りの検討―}, year = {2014} }