@article{oai:tsuru.repo.nii.ac.jp:00000572, author = {泉, 桂子 and 古井戸, 宏道}, issue = {第百十六号}, journal = {東京大学農学部演習林報告, 東京大学農学部演習林報告}, month = {Dec}, note = {近年,森林の公益的機能に対する一般の関心が高まりつつある。特に森林の水源涵養機能は森林経営とも密接に関係している。筆者らは既に関東地方の水道事業体による水源林の形成過程,及びその一部の経営展開を明らかにしてきた。しかし,農業用水団体による水源林管理事例の実証的研究は森林経理学・林政学の分野からは十分行われていなかった。そこで筆者らは岩手県の鹿妻穴堰土地改良区(戦前期は普通水利組合)の所有する水源林を研究対象に取り上げた。ここでは昭和2(1927)年に水源林の取得が開始されている。この水源林の形成過程の解明を研究目的とした。水源林問題は河川をめぐる上下流の相互関係とも捉えられ,水源林経営問題の解明に当たってはこの上下流の関係成立過程が極めて重要な意味を持つ。そこで本研究の分析では①上下流対立の発生と調整過程,②水源林経営前史でみられた森林経営計画に着目した。研究資料として,①鹿妻穴堰普通水利組合(現:鹿妻穴堰土地改良区)の諸資料,②岩手大学附属御明神演習林の森林経営計画,③国有林雫石事業区の森林経営計画を用いた。研究方法は,資料に基づき,時期区分を軸とした歴史的実証分析を行った。}, pages = {145--191}, title = {鹿妻穴堰普通水利組合における水源林の形成過程とその経営展開-戦前・戦中期を対象として-}, year = {2006} }