@article{oai:tsuru.repo.nii.ac.jp:00000480, author = {安富, 由美子}, issue = {89}, journal = {都留文科大学研究紀要, 都留文科大学研究紀要}, month = {Mar}, note = {日本独自の心理検査である内田クレペリン精神検査は、作業検査法の特性を生か し、高次の情報処理すなわち価値判断等の意識的介入ができない、あるいは介入を必要と しない単純な連続加算作業を行わせて心理的負荷をかけ、日常における生活体の機能的側 面(取り掛かりの良し悪しや持続性、慣れの速さ)すなわち器質的・気質的特性を引き出 そうとしている。ゆえに、生活体がどのような環境下で行動するかにより、適応状態の第 三者的判断や本人の満足度が異なることを理解したうえで検査を利用する必要がある。本 稿では事例研究を通して内田クレペリン精神検査の診断で示される健常度に関する5 群 類型(適応性の指標)が意味するものについて考察する。学習された行動パタンと生来の 特性との関係を、検査結果を通して考察することにより、人格の理解が促進され、能力開 発や問題解決のための指導と人事配置が成立するのである。検査結果を教師や指導者が語 句の個人的なイメージに引きずられて主観的に解釈・断定することは心理検査の適切な運 用とは言えない。検査結果の活用においては、被検者の日常行動に照らして検査結果を解 釈することによって、能力開発や予防措置などの展望を持つことが望まれる。}, pages = {135--148}, title = {内田クレペリン精神検査注1における健常群判定の学校相談および人事考課への運用に関する研究}, year = {2019} }