@article{oai:tsuru.repo.nii.ac.jp:00000462, author = {山本, 真也 and 内山, 高}, issue = {88}, journal = {都留文科大学研究紀要, 都留文科大学研究紀要}, month = {Oct}, note = {河口湖における長期的な水位変動の傾向とその要因を明らかにするために、1911(明 治44)年7 月から2017(平成29)年3 月までの水位データをまとめ、降水量との比較を 行った。その結果、最高水位が量水標零点+ 2 m 以上となる大規模な水位上昇が、明治 40–43年の大増水等の影響がほぼ収束する1930年以降で計3 回発生していた。これら水位 上昇は、いずれも月降水量が750 mm を超える月に起こっており、台風等による降水イベ ントの影響が示唆された。一方、最低水位が量水標零点- 3 m 以下となる大規模な水位低 下は、同じく大増水等の影響が収束する1930年以降で計15回起こっていた。このうち 2006年までの大規模な水位低下は、人為的影響を除けば、いずれも年降水量が1300 mm を下回る年に発生しており、水位上昇期の降水量の減少が大規模な水位低下の要因となっ ていた可能性がある。一方、2007年4 月から2017年3 月の10年間では、1961年から2006 年と比較して年降水量に違いが見られないにも関わらず計6 回の大規模な水位低下が発 生しており、その発生頻度は増加していた。ただし、過去30年間の河口湖における年間 水位上昇量と水位低下量には、少なくとも10年規模では有意差が見られず、近年の水位 低下がより短期的(<10年)な水収支の変化を反映している可能性がある。}, pages = {131--141}, title = {河口湖における過去約100年間の降水量と湖水位変動}, year = {2018} }