@article{oai:tsuru.repo.nii.ac.jp:00000458, author = {堤, 英俊}, issue = {88}, journal = {都留文科大学研究紀要, 都留文科大学研究紀要}, month = {Oct}, note = {本稿の主要な目的は、「発達障害の子ども」という存在に着目しながら、通常教育の場 (走路)を転出し、知的障害教育の場(走路)へと転入する子どもの増加の構造について 明らかにすることにある。  本稿で明らかになったことは、次の3 点である。第一に、近年の通常教育の場における 異質な他者への排他性の強まりで、発達障害の子どもが、通常教育の場に居場所を見出せ ないこと、第二に、中学卒業後、発達障害の子どもは、通級指導教室や特別支援学級など の個別抽出の形での補償教育を利用できないことを承知の上で、通常高校に進学するか、 特別支援学校に進学するかの選択に迫られること、第三に、昨今の通常高校においては、 卒業後に、安定的な就職を得ることが難しくなってきている反面で、知的障害特別支援学 校の高等部の方は、なんとか就職先とのパイプラインを維持しながら手堅い進路指導を続 けていること(ただし、福祉就労を含む)である。  これらの社会的文脈が複雑に絡み合う中で、発達障害の子どもの知的障害教育の場への 流れ込みという現象が生成されていることが考えられた。}, pages = {59--74}, title = {知的障害教育の場への流れ込みの構造に関する考察─「 発達障害の子ども」に着目して ─}, year = {2018} }