@article{oai:tsuru.repo.nii.ac.jp:00000356, author = {高野瀬, 惠子}, issue = {82}, journal = {都留文科大学研究紀要, 都留文科大学研究紀要}, month = {Oct}, note = {『江帥集』は、平安後期、後三条・白河・堀河の三代にわたって活躍した儒者大江匡房の家集である。伝本は、冷泉家時雨亭文庫蔵本とその書写本である書陵部蔵本のみ。匡房の家集としては、他 に有吉保氏蔵『匡房集』と京都府立総合資料館蔵『匡房卿家集』の 二本があるが、この二つはいずれも江戸期成立の他撰で、勅撰集、 私撰集、類題集等から匡房歌を抽出して成立した集である。これに対して『江帥集』は源泉的家集であり、現存する集は自撰による ものに他撰らしい部分を加えて成立したと見られる。儒者官僚とし て大江氏中最高位に昇っただけでなく、『洛陽田楽記』『続本朝往生 伝』『江家次第』等の多数の著作でも知られる匡房は、また源経信 と並ぶ和漢兼作の大家として知られたが、その歌人としての活動を 具体的に知る資料として『江帥集』は貴重である。ここではその後 半部の内容について考察したことの幾つかを報告する。}, pages = {(17)--(29)}, title = {江帥集』後半部に関する二、三の考察- 『大弐集』作者と匡房、「三位殿」と匡房-}, year = {2015} }