@article{oai:tsuru.repo.nii.ac.jp:00000313, author = {石川, 則夫}, issue = {79}, journal = {都留文科大学研究紀要, 都留文科大学研究紀要}, month = {Mar}, note = {小林秀雄「私小説論」は、自然主義文学の開始から私小説の展開 までを、その日本的な受容と展開として指弾した批評と認定した上 で検討されてきたが、一方では、小林秀雄の表現者としての指向性 も同時に読解しようという論考も提出されている。本稿は、この二 つの読解方法の再検討を通して、後者の問題提起を引き受けながら 「私小説論」とは何を問おうとした批評であったのかを考察する。 そして、この読解が、「私小説論」に至るまでの小林秀雄の表現言 説の参照へと導くことを確認し、一九三〇年から見出されていく 〈虚構〉、〈伝統〉、〈私〉という三つの概念とその文脈の成立過程を 時系列に確認しながら、その意味と、小林秀雄の言説の動きを追跡 し、一九三五年に至るまでの表現の指向性を明らかにしようと試みたものである。}, pages = {(49)--(73)}, title = {批評の中の〈私〉へ― 小林秀雄「私小説論」が問うこと―}, year = {2014} }